暗闇の中で救ってくれた人たち 

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たくさんの励ましの言葉に また涙

「今日はむっちゃ寝れたで。」とLINEがきた。

日課になりつつあった病院に向かう車のなかで天にも昇るおもいだった

ドレーンをつけたのが11日。そこからあまり食欲もなく痛みのせいでよく眠れていないと聞いていたからそんな事でも飛び上がるほどに嬉しかった。

「おはよう!」病室にはいると表情は明るく痛み止めもよく効いていて久しぶりに笑顔で昨晩あった事を話してくれた。

学校でお世話になり目をかけてくれていた40代で小柄なはなこ先生や、受験勉強を一緒にがんばってきた友達や塾の先生など、たくさんの人がお見舞いにきてくれたみたいだった。

先生からは2枚にわたるお手紙ももらい塾の先生は入院中に読める本とプリントを持ってきてくれた。

お見舞いにきてくれた後、先生からは「落ち込むなり、くやしいなり、ひきずるなり、気の済むまですればええし、ゆーて時間が経つにつれ、どっかの着地点にいくもんやで」と

lineがきていた。

皆からの励ましの言葉をたくさんもらって元気をもらい精神的にも落ち着きやる気も取り戻していた。

入院してからぱなしの前では泣かないよう踏ん張っていたが、いろんな人たちの心からの優しい気持ちに

「すっごい辛かったけどこの経験はぱなしにとって決して悪いことじゃないんかもって思えてきた。

こんなにも人の優しさに支えられた経験はきっと宝物になると思うねん。」と

意味のない事を涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら語ってしまった。

あまりにもぐちゃぐちゃの私をみて少し笑っていたぱなしが

小さい声で「ほんまに。」とめずらしく真面目な顔でぱなしがうなずいた。

絶望の中でかけてもらったたくさんの励ましの言葉は私たち家族にとってこれでもかという程、心に沁み暗闇の道を進めるように照らしてくれている光のように感じた。

それから私たちは、みんなに照らしてもらった道をなんとか歩けそうな気がして少しずつ元気になり前向きに考えられるようになった。

が本当の苦しみはここからだった。

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